その他プログラム
文学修士号
MA(Master of Arts、文学修士号) は、大学院の学位で一般的に大学の人文学や社会科学の学部で履修されます。学生は通常、言語学、歴史、コミュニケーション、外交、行政、政治学などの科目を学びます。修士課程は、コースベース、リサーチベース、またはその2つを組み合わせることができます。
コンピューターサイエンス
MCS(Master of Computer Science、コンピューターサイエンス修士号)は、コンピューターサイエンスの分野で最先端のトピックの知識と技術を向上させていく、コンピューティングプロフェッショナル向けに設計された学位です。このようなプログラムは、理論的および実用的なレベルでコンピュータサイエンスやソフトウェアエンジニアリングでの堅固な教育を望んでいる企業や製造業に雇用されている学生にとって魅力的なプログラムです。
データサイエンス
MDS(Master of Data Science、データサイエンス修士号)は、AI、ブロックチェーン、ビッグデータ、および分析論の進歩により、ますます人気が高まっています。この分野の学生は、事実上あらゆる分野のドメインエキスパートと一緒に働くことができるように、コンピューティング、数学、統計、ビジネスユーザー向けのトピックが組み合わされたものを学びます。 興味深いことに、Harvard Business Reviewは数年前に「21世紀で最も魅力的な職業はデータサイエンティストの仕事です」とコメントしました。
金融学修士号
MFin (Master of Finance、金融学修士号) は、金融業界でキャリアを目指す方のための大学院プログラムです。MBAプログラムよりも、さらに深く広くファイナンスを学ぶプログラムになります。アメリカのMFin出願者は、MBA出願者に比べ年齢が若く実務経験が短いです。しかし、いくつかのMFinプログラム(特にヨーロッパのもの)は、MBA出願者に匹敵するような実務経験が豊富でシニアな出願者を対象としていることがあります。
国際関係学修士号
MIA (Master of International Affairs、国際関係学修士号)は、国境を越える複雑な問題について教えます。このプログラムは、様々な公共および民間セクター組織でのキャリアを目指す方のための学位となります。しかし、国際ビジネスコンサルタント、国際的な非営利またはNGOの経営管理を目指す方には、MBAの学位を取得する方がより良い戦略かもしれません。
法学修士号
LLM (Master of Laws、法学修士号) は、国際的に認識されている法学修士の学位です。それぞれのLLM プログラムの性質によって異なりますが、多くのプログラムでは海外から受講に来ている弁護士へ、受け入れ国の基礎的な法律原理を教えます。したがって、LLMプログラムは、国境を越えて活躍したいと希望する弁護士、または業務の幅を多国籍に展開して行きたいと希望する弁護士の助けになります。
行政学修士号
MPA (Master of Public Administration、行政学修士号)は、地元や地域、国家レベルの公共セクターおよび非営利セクターにおいてリーダーシップや経営管理を目指す方のための大学院プログラムです。MPA課程では、公共政策や公共プロジェクト、実施プログラムについての専門的トレーニングが提供されます。
公衆衛生修士号
MPH (Master of Public Health、公衆衛生修士号)は、公衆衛生の分野における学際的な専門職学位です。 このプログラムでは公衆衛生の中核分野における幅広い知識と基礎技術を身に付ける機会を提供します。 MPHの志願者は、一般的には研究ではなく公衆衛生の実践に焦点を当てて公衆衛生分野の指導者となり、国内外の健康問題に取り組むことができます。
公共政策修士号
MPP (Master of Public Policy、公共政策修士号)は、MPA と似ている学位です。MPPでは公共政策の政策分析、研究および評価により重点を置きますが、MPAでは公共政策の実施および有効なプログラムと公共政策の政策目標を達成するためのプロジェクト設計に重点を置きます。
経営学-理学修士号
MSM (Master of Science in Management、経営学-理学修士号) は、ジェネラルマネジメントの履修を行う際、コースワークスタイルを取り込むという点でMBAプログラムに似ている学位です。しかし、大抵のMSMプログラムは、新規学卒者や実務経験が短い出願者を対象としており、さらに、いくつかのMSMプログラムでは、出願者にビジネスまたは経済学の学士号を取得していることを要求します。
不動産学-理学修士号
MSRE (Master of Science in Real Estate、不動産学-理学修士号) は、不動産分野のプロジェクトマネージャー、アナリスト、プランナー、資産管理アドバイザーなどのキャリアを目指す方のための学位となります。このようなプログラムでは、多くの場合、不動産市場がどのように機能するかについての知識を組み合わせながら、経営管理のトレーニングを行います。
博士号 / 経営学博士号
PhD / DBA (Doctor of Philosophy / Doctor of Business Administration、博士号 / 経営学博士号)は、ともに研究博士号の学位で米国経営管理学分野での学歴の頂点です。博士号(経営学)と同じく経営学博士号の学位は大学院生へ、学位を取得するために最終口頭諮問に成功しうる独自の研究についての博士論文の作成を求めます。博士号は理論的知識を追求しますが、経営学博士号は応用研究を重視します。卒業後、ほとんどの博士号(経営学)取得者がフルタイムの大学教員のポジションに就くのに対し、経営学博士号取得者は一般的に応用研究者や業界内での上級役員の地位を目指します。
その他の学位・分野
幅広い学問の分野で得られる大学院の学位には、ほとんど限りがありません。しかし、上述以外の学位を目指す志願者のほとんどは、主として、工学、数学、社会学、物理学および生命科学、あるいは教育学の分野に目標を絞り、これらの分野での専門家になることを目指しています。