合格体験談

進学先    :ニューヨーク大学スターン校
その他合格先 :カーネギーメロン大学、エモリー大学
TOEFL  :273点
GMAT   :690点
背景     :銀行勤務8年(進学時)、企業派遣

私は今秋、ニューヨーク大学スターン校への進学を予定しています。仕事にも留学準備にも非常に忙しかったこの1年半、私を支えてくれたのがラウンド氏でした。以下の文章が、これからエッセイカウンセラーを探そうとされている皆さんの参考になればと思います。ラウンド氏およびRound Oneの魅力については他の受講生の方が詳細に書かれていますので、私はその他に思ったことを中心に書いてみました。

1.MBA受験について
MBA受験は、私たちが大学受験で経験したこととも全く異なる、特異な体験です。もちろん、英語で行われることや、TOEFL®やGMAT®やエッセイといった、試験の内容が異なるといった物理的な要素も当然違います。しかし、同程度に、またはそれ以上に特異なのは、文化的な背景です。これには2点あると思います。第1点は、MBAは通常の教養プロセスではないということです。受験生は、これがビジネスプロセスであるということを理解せねばなりません。その良し悪しは別として、学ぶ姿勢がありポテンシャルのある人物というだけでは不十分で、速やかに結果を出す(成功する)可能性が高い人物が選ばれるように思われます。第2点は、そもそも成功者のイメージや成功者になるための要素について、日米で考え方に相違があります。たとえば、コミュニケーション能力やリーダーシップの考え方に大きな違いがあるように思われました。詳しくは今後自分で感じ取っていっていただければいいと思いますが、まず、この違いについて留意しておく必要があります。

2.良いエッセイカウンセラー選びの重要性
MBA受験が特異なものであるならば、あまり自己流に頼るのは危険であると言えます。もちろん最後には自分の判断、決心が重要なのですが、それらを十分に発揮するためには、MBA受験に詳しい他者の力に頼る必要があります。そうした場合、良いエッセイカウンセラーと良い戦略アドバイザーを確保することが重要です。そしてその両者は同一であることが望ましいと思います。何といってもエッセイは受験の中盤において最重要の課題であり、おそらく皆さんが最も心血を注ぐ作業となるはずです。そうした作業をサポートしてくれるエッセイカウンセラーが、受験の全体においても良きアドバイザーであるということはとても心強いものです。エッセイカウンセラーが毎回違う人だったり、全体の戦略アドバイザーは別の人だったりすることは、指導の深みから見ても、時間的効率性から見ても、あまりお勧めできないと思います。

3.ラウンド氏の魅力
ラウンド氏の魅力については、このコーナーの他の受講生が書かれている通りです。人柄、プロフェッショナリティ、経験はこれ以上を望むべくもない素晴らしいものです。また、そのラウンド氏が、期間を通じてずっと同じ受講生を担当するというシステムが良くできています。上でも書きましたが、これは重要な点だと思います。他の予備校でもそれぞれ素晴らしいエッセイカウンセラーがいるかと思いますが、同じカウンセラーをずっと確保するのは難しいのではないでしょうか。ラウンド氏とのやり取りを進める中で、彼が私の背景を理解し、魅力を引き出し、大学毎に応じた適切な表現を紡ぎだしていってくれることを経験しました。私も彼のそんな人柄や能力に対する信頼を深め、作業もどんどん加速していきました。そうした効果的なスパイラルは、一人の信頼できるパートナーとの共同作業だからこそ可能なものです。ラウンド氏がカナダ在住であり、メールでしかやりとりできないというのは、ある意味ではRound Oneの弱点かとは思います。しかし、お互いに忙しいエッセイカウンセラーと受講生が、定期的に関係を深めていくことは、結果としてメールベースでのシステムでしか実現されなかったのではないかと思います。

4.最後に
MBAはネットワーキングである考える人もいます。私もまだMBA生活を始めていない身ですのでなんとも言えませんが、確かにMBA受験を通じてだけでさえ、多くの友人を得ることができました。そうした友人を得る場所は、TOEFL®やGMAT®のための予備校であったり、MBAフェアであったりしますが、エッセイスクールもその一つでした。Round Oneはメールベースのシステムであるため、直接人との触れ合いが少ないと思われるかも知れません。しかし、私たちの代では、集まった時を利用してメールネットを作りました。やはり先生が共通というのが意見交換を活性化させるからでしょうか、その後非常に活発な情報交換を行いました。私が一番信頼し、最も活用したネットワークは実はRound Oneの受講生ネットワークだったのです。もしこれをご覧になった方が新たに受講生になられましたら、そうしたネットワーキングも試みてはいかがでしょうか。きっと、Round Oneを更に有効に補完するものになると思いますよ。

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