合格体験談
私はRound氏からMBA Application全般・Essay及びInterviewについてのカウンセリングを受け、一橋大学大学院国際企業戦略研究科に合格し、現在は7月末の卒業を控えた2年生です。Round氏の提供して下さったサービスは、留学経験や国際的な職務経験も無い私にとって多大なもので、彼のサポート無しには、私のMBA進学は実現出来なかったのではないかと思います。私がRound氏から受けたサービスについてのコメントは以下の通りです。
<MBA受験全般に関するサービスについて>
・ B-schoolに関する最新かつ広範な情報を把握しており、クライアントの変化に柔軟に対応
私は最終的には国内MBAに進学しましたが、当初は海外留学を検討していました。経済的状況の変化に応じて、たびたび志望校の選択を変更を余儀なくされたのですが、Round氏はその都度適切な候補の学校情報を提供すると共に各校への対策のポイントをアドバイスして下さり、軌道修正が非常にスムーズに出来、時間のロスをせずに済みました。勿論、こうした強力なサポート体制が、大きな精神的なサポートにもなった事は言うまでもありません。お陰で常にすべき事に集中する事が出来ました。
・ 日本人のメンタリティを理解したCommunication(言葉以上の部分を理解してくれる)
日本人Applicantへのカウンセリングの経験が豊富である為だと思いますが、私との会話や私が書いたEssayからクライアントの性格やバックグラウンドをしっかりと理解し、その上でその人にあった指導をしてくれるので、例えるならばRound氏はコーチ、自分はアスリートといった、しっかりとした信頼関係をベースに、一緒にApplication
Processを勝ち抜いてゆく、という感じでした。アピールが下手な日本人の事を良くわかっていて、まさに「行間を読む」レベルでクライアントのニーズを汲み取ってくれます。
<エッセイのカウンセリングについて>
「行間を読む」感覚はこのエッセイカウンセリングにも生かされていると思います。日本のビジネスと同時に欧米のB-schoolがどういう点を評価するかという点を熟知しているRound氏は、クライアントであるApplicantの強みを最大限に引き出したエッセイ作成を強力にサポートしてくれます。
<インタビューのカウンセリングについて>
もともと人と会って話をする事が好きなので、Interviewは物凄く苦手という訳ではなかったのですが、Western StyleのInterviewは経験が無かったので、Round氏の指導は非常に助けになりました。私の場合、駄目出しは殆ど無くて、どちらかというと強みを伸ばす指導を受けたという印象を持っています。また、Interview最後の質問をする部分は実はアピールの場であるという事も彼から徹底指導されました。彼の指導はB-schoolのInterviewに役立ったのみならず、B-school入学後のInternship及びPermanent
Jobの為のInterviewにも大いに役立ちました。
<MBAの体験について>
MBA在学中の2年間を振り返って、何が得られたか、と考えると主に下記の2点となります。
・ Before/Afterで比較すると知識は格段に増えた
もともと私の場合、自分に足りないものをCompensateしてキャリアチェンジのきっかけを作るのがMBAを選択した目的でしたので、非常に貪欲に勉強しました。結果として、Before/Afterで比較して、ビジネスに必要な知識は飛躍的に増えたと思いますし、この2年間、自分はクラスで一番頑張った学生の一人だという自負があります。勿論こうして得た新たな知識は卒業後の実際のビジネスで生かさなければ意味が無く、その為の葛藤が今後待ち受けているのだとは思いますが、学生の内に出来る努力はやり抜いた、という自信を持つ事が出来ました。
・ Team ProjectやField StudyやInternshipで、学んだ知識をApplyするチャンスを得た
折角学んだ知識も、生かせなければ意味がありません。本を読むだけでなくCase Discussionが取り入れられているのはその為だと思います。しかしそれ以上に学んだ事をツールとして活用する機会はTeam
Projectであり、InternshipやField Studyであるのだと思います。学習し、自分で実際に応用する、というプロセスを経て始めて、知識は活用出来るレベルまで引き上げられると実感しました。また、Team
ProjectやField Studyはクラスメイトとの絆を深める良い機会でもあります。こうして強められた絆は卒業後の大きな財産になると思います。
<MBAを目指す方へのアドバイス>
私は2002年10月に国内のMBAに入学し、2004年の7月末に卒業を控えた2年生です。運良く既にJob Offerも頂いており、8月1日から働く事になっております。MBAをほぼ終えた立場として、僭越ながら、これからMBAを目指そうとされる方々へのアドバイスを差し上げたいと思います。
・ 本当に自分にMBAが必要か?を良く考えてから受験してほしい。
MBA以外にも自分を向上させる手段は他にも沢山あります。特に私費学生の場合、一旦自らキャリアを切る事になるので、この点を充分検討する必要があると思います。実際、私は運良く希望通りのキャリアチェンジを果たしましたが、クラスメイトの中には、依然就職先が決まらずにいる人や、他に行き場が無く元の企業に戻る人もおり、MBA取得後の就職状況は厳しいといわざるを得ません。
・ それでも尚、MBAへの道を選択した人は、あらゆる機会を通じで貪欲に学ぶ姿勢を忘れず、CompetitionとCooperationの両方から学んで欲しい。
クラスメイトとの競争を通じて個人としての能力に磨きをかけると同時に、Team Projectのみならず様々な機会を通じてクラスメイトや学校内外の人々との接点を多く持つ様、努力した方が良いと思います。そうする事によってCommunication能力を向上させ、自分のNetwork・視野を広げることが出来、人間的にも成長する事が出来ると思います。CompetitionとCooperationのバランスを取る事により、将来Managerとして人をリードする立場になった時にも対処しうる能力を身に付けられるのではないでしょうか。
・ 常に中期・長期的目標を意識し、現在の自分の行動をリンクさせる事。
限られた時間でやりたい事をすべてやるのは不可能なので、自分がしたい事とすべき事のトレードオフをすることになります。その際、目的意識が明確でないと、一貫性の無い行動となってしまい、最終的な自分の目的から遠のいてしまう事になりかねません。
・ MBAはそれだけでキャリアチェンジを約束してくれるものではない。
企業が採用時に見ているのは、MBAを取得したという事よりも、それ以前に何をしてきて、MBAで何を学びたいと思ったか、そして実際に何を得て、今後どう生かしたいと考えているのか、つまり、「何が出来て、どういう考えを持っている人なのか」「一緒に働きたい人か」という点です。この点を事前に充分理解しておくべきだと思います。企業面接の時に自分のアピールとして「MBAを取得しました・成績は優秀でした」という事を全面に押し出す人はいないと思いますが、これだけではでは、何のアピールにもなりません。何の為に、という部分が無いと、却ってマイナスですらあると思います。MBAはあくまでも経験の一つであって、自分の過去を消し去って自分の夢を実現させてくれるという性質のものではありません。例えば、私のようなキャリアチェンジであったとしても、過去・現在(MBA)・将来は、ある程度の一貫性を持っており、そうした一貫性を持ち、かつその一貫性を自分でしっかりと説明出来る状況にしておく事が必要だと思います。