合格体験談

CompetitiveではないスコアながらMIT, LBSはじめ複数のトップスクールへの合格という結果は、Round Oneの支えによるものと確信しています。2017年の夏にRound氏と初めてお会いした時に感じた「このままスタートを切ってよいのだろうか」といった不安は杞憂に終わりました。今こうして悩める皆様への寄稿ができることに感謝し、筆を執らせていただきます。MBA受験において最も大事といっても過言ではなく、かつ安い契約でもないカウンセラー選びは難しいプロセスだと思いますが、私の体験談が解決の一助になると幸いです。

【無駄がなく、安心して頼れるアプリケーション戦略】

Round氏は自分の志望校、出願時期に合わせてカウンセリングスケジュールと宿題を提示してくれます。一生一度の受験で逸る気持ちを持つ私にとっては、「こんなに密度の低いエッセイカウンセリングで良いのか?」「初冬になったらもう少し焦るべきでは?」と不安になるときもありましたが、振り返るとスコアメイクに集中させてくれたのだと思います。事実、一回一回のカウンセリングの密度が高かったため何の問題もありませんでした。

【リバースエンジニアリングで作り上げる出願書類】

エッセイの作成は膨大な時間を掛け、哲学者の如く悩み、やがて悟りを開く苦行と思っていましたが、その不安はRound Oneによって拭い去られました。Round氏は短い時間でエッセイをリバースエンジニアリングすることにこだわり、「この大学に合格するにはどのような人間像が必要か」「自分はその人間像にどのくらいマッチしているか」を考慮しつつ人生(主に社会人になった後)の振り返りを行い、客観的に見て価値のあることをピックアップしていきました。結果、独りよがりにならず読み手の視点に立ったエッセイを比較的短時間で作ることができました。

【こちらの考えを最大限引き出し、点と点を線にする】

Round氏とのカウンセリングは対話ベースで進みます。「~な経験はある?」「~はどの程度の成果になった?」といった質問に答えながら自分の考えを述べていくうちに、大まかなストーリーラインが完成してしまいます。大学ごとに違いはあれど、自分が依って立つ軸のようなものをしっかり作ることができるので、枝葉となるエピソードを足すのもリスクなく行えます。

【クライアントに対するリスペクト・話を聞こうとする姿勢】

巷にはカウンセラーと受験生という立場や経験の違いを利用して高圧的・乱暴な接し方をするカウンセラーも多いと聞きます。相手に対するリスペクトは人間関係の基本ですが、残念なことにその心を忘れてしまった人も受験界隈には多いです。Round氏はそのようなことは全くありません。いつでもこちらの話にきちんと耳を傾けてくれ、励まし、それでいて言うべきところはしっかりと言ってくれる、頼れるメンターでした。

【作業スピードの速さ、洗練された英語の引き出し】

Round氏は仕事のできる人です。約束は守り、時間も守り、タイピング含め作業は丁寧で早く、ほぼミスもありません。さらに、後述するエッセイカウンセリング時間以外のサポートも非常に速いです。<Urgent>とタイトルに書くと、早いと数分、遅くても数時間で返事を受け取れます。また、時差の関係で、日本時間の寝る前にメールで依頼を送ると翌朝には返事を受け取れるのも効率的でした。

【英語が必要な場面におけるトータルサポート】

ビジネススクール受験においては、エッセイ以外にも英語を使う機会が多くあります。大学への問い合わせ、キャンパスビジットのアポイントメントやお礼のメール、アプリケーションフォームの細かい質問など、きちんとした文章を考えると時間を要するものはドラフトをRound氏に送ると添削されて返ってきます。時間の節約、自信を持ってコンタクトできるといった観点から、これもRound Oneの魅力の一つであることは間違いありません。

【いつでもどこでも、フレキシブルなスケジュール調整】

Round OneはSkypeベースでカウンセリングを行います。よって場所・時間を選ばずカウンセリングを行うことができるため、例えば海外出張先で繋いだり、カフェで繋いだりといったやり方も容易です。また、生徒数を絞っているため日程の再調整や追加も比較的容易で、インタビュートレーニングを集中して入れる等、メリハリをつけることができます。

【相談履歴の文書化】

対面カウンセリングでは、その場その場で話したことをメモすることは難しいと思います。あるいは、自分でメモを取ると走り書きの日本語になるでしょう。Round氏は議論した内容を綺麗な英語で箇条書きにまとめ、Skypeのチャット機能を活用し即時に送ってくれます。文章にすることで考えが整理され、意見の齟齬があればその場で修正できます。また、想定問答集を短い箇条書きに整理する際にも役立ちました。

【Intensiveかつカスタマイズされたインタビュートレーニング】

Round Oneのエッセイカウンセリングの質の高さは前述した通りですが、インタビューもまた素晴らしい内容です。1月以降に数十回行ったインタビュートレーニングが私の合格の決め手だったと思います。Round Oneのリバースエンジニアリングの思想は、人によっては今までの自分の経験を棚卸する機会が少なくなるというリスクを有しています。エッセイに書かれた内容だけでインタビューに臨むと、「リーダーシップ経験は?」「今までの一番の成功体験や挫折は?」「国際経験は?」といった質問にテンポよく答えられないかもしれません。インタビュートレーニングを活用し、Round氏と一緒に想定問答集のブラッシュアップを行うことで全方位どのような質問が来ても自分のカードを自信を持って切れる状態にすることができました。

【ほぼすべての大学に居るOB・OGの紹介】

Round Oneは小規模校ゆえ、OB・OGを探すのが難しいと思っていましたが、キャンパスビジットをした際にほぼすべての大学でRound OneのOB・OGを見つけることができました。Round Oneの合格実績の証左です。また、皆口をそろえて「Round氏は(高いけど)良かった」と言っておりRound Oneのクオリティの高さを再確認するとともに、小規模校ならではの結束力を感じました。

【英語のコミュニケーション】

カウンセリングは全て英語で行われますが、日本人がやりがちな間違いに詳しいためある程度支離滅裂でもきちんと理解してくれます。とはいえ、「将来英語環境に行くのであれば英語でのディスカッション力も鍛えるべき」というわけではないでしょう。ネタ出しや思考整理が英語で不十分と感じる人は、別途日本語でディスカッションのできるカウンセラーをあたっても良いと思います。

【費用の安い心臓外科医を探しますか、それとも本当に信頼のできる心臓外科医を探しますか?】

FAQに記載されているこの言葉が示す通り、Round Oneの単価は決して安くありません(かといって他の有名どころと比べて特段高いわけではない)。しかし、高いお金を払ってカウンセリングの数を増やせば良い成果が出るというものでもありません。時間外で自己分析やドラフト作成を行い、毎回目的を持ってカウンセリングを行うことで、必要な時間を最小限に抑えることも可能です。Round氏は不必要に時間を増やし、稼ごうなどということは絶対にしません。

【ポートフォリオ決めと心の強さのトレードオフ】

初回のストラテジックガイダンスで、おおよそ8-10校から成るポートフォリオの原案を作成します。基本的にこのポートフォリオに沿って一校ずつエッセイ作成を進めていくポリシのため、不必要と感じる大学があれば早めにポートフォリオから外す相談をすることが重要です。振り返るとそこまで出す必要はなかったと思いますが、受験期にはどうしても悪い考えが頭をよぎるためなるべく多く出願しようと試み、結果カウンセリングフィーは高くなっていきました。出願1-2か月前までにはポートフォリオを固めておくことをおすすめします。

【おわりに】

怪しげなMBAビジネスも巷には存在しますが、Round Oneは自信を持って皆さんにお勧めできるサービスです。Round氏の人柄、実績、ストラテジーは多くの悩める受験生の救いになると思います。今この体験記を読んでいる皆さんが無事に合格を手にし、体験記を書く側になるよう応援しています。

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